2016年はブラックスワンの1年でした
イギリスのEU離脱(Brexit)を決めた国民投票から、もうじき1年ですね。
2016年はこれ以外にも日銀のマイナス金利政策やトランプ大統領の誕生など、ブラックスワン理論を実証するイベントが目白押しでした。
今年は、北朝鮮問題もフランス大統領選も無難に乗り切り、昨年ほどの衝撃的なイベントはありませんが、退場しないようにリスク管理はしっかりしておきたいものです。
ヘッジの重要性
私自身、複数の口座で資産運用を行っていますが、ポートフォリオ管理と現金余力管理を常に意識しています。
ポートフォリオ管理は、投資の世界でよく言われる「卵は一つのかごに盛るな」という格言このそのもので、投資信託なら株と債券のバランス、FXならクロス円の売り買いポジションのバランスなどです。
最近原油CFDを始めたのも、基軸通貨である米ドルのヘッジが目的です。
現金余力が多すぎると、実効的な運用効率が下がってしまいますが、私は長期的運用の観点から、2つの理由で、ある程度の現金余力を持っておくことは必須であると考えています。
絶好の仕込み時に備えておく
資産運用において、歴史的な大暴落はピンチですが、逆に絶好の仕込みのチャンスでもあります。
こういうときに余力がないと、せっかくのチャンスを活かし切れません。
複数口座で運用する資産を守るための遊軍としての役割
FXやCFDなど、いろいろな資産を異なる口座でFX等で運用していると、たまに証拠金維持率が急低下することがありますが、その際にタイムリーに入金できると、ロスカットが恐くて夜中寝られないということが無くなります。
すべての口座に潤沢に入れておいたり、もしくはポジションを小さく運用する方法でも良いのですが、どうしても資金効率が悪くなってしまいます。
ですので、口座がピンチになった瞬間だけ、証拠金維持率確保のために一時的にお助け入金し、口座の危機が去れば、元の銀行口座に戻して、次の危機に備えておくということを行っています。
(私は、証拠金維持率250%以下(レバレッジ10倍以上)を「ピンチ」の目安にしています)
もちろん、ポートフォリオ管理をしっかりやって、全ての口座が同時にピンチになることが無いようにしてあることが大前提です。
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